これに気を付ければ合格ライン入れるようになる。

税理士試験まであと1ヶ月を切りましたが、勉強の進捗状況はいかがでしょうか。この時期になると受験予備校の主要な模擬試験も終わり、模擬試験の結果に一喜一憂をしているころだと思います。

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模擬試験で合格ラインに入れない人もこれからの頑張次第で合格の可能性はある!

もし模擬試験の点数が悪くてもこれから1ヶ月の頑張り次第で合格の可能性は残されています。まずは現状をしっかりと分析して、合格ラインに何が足りないのかを把握することが大切です。何が足りないのか分からない人は受験予備校の講師に相談すると良いアドバイスを受けられると思います。大原やTACなどの受験予備校では受講生の模擬試験の成績などのデータを集めているため、生徒ごとにどのようなポイントが足りないのかについて、適切なアドバイスができるような仕組みができています。

合格ラインに入れない人の原因は

消費税法の計算については、私の経験からすると、合格ライン(上位30%以内)に入れない原因はだいたいは基礎項目の勉強不足です。消費税法でいえば課否判定や、国内取引の判定、簡易課税の取引区分の判定など、最初のころに勉強した個所を正確に素早く解答できるか否かが合否を分けているように思います。

正答率が高い個所が全て○だと合格ラインに入れる!

模擬試験の正答率表をみたらわかると思いますが、正答率が高い個所を全て間違えなかったら上位20%くらいには入れます。「ケアレスミスを放っていませんか?」「ケアレスミスをする原因と防止策」で書きましたが、正答率を高い個所を間違えたときに「ケアレスミスだから次は大丈夫!」と軽く流していませんか?

ケアレスミスはチョットしたミスではなくて合否を分ける大きなミスです。

ケアレスミスをしたときにどのように捉えるのかによって今後の成績が変わると言っても過言ではありません。理由はどうであれ、ケアレスミスをするということは勉強不足です。仮計の転記ミス、数字の読み間違い、文章の読み飛ばし…いずれも勉強不足から生じた大きなミスです。

基礎項目をしっかりと勉強して、解答判断スピードを高めることによって解答時間が短縮され、問題文を焦らずにじっくりと読むことができ、その結果ケアレスミスを減らすことができます。ケアレスミスが出るということは基礎項目の理解が不十分だから、簡単な問題で解答時間を必要以上に費やしてしまい、それを繰り返した結果、解答時間が足りなくなってしまい、焦ってケアレスミスをしてしまうのです。

2+2は指で数えなくても誰でもすぐに4だとわかりますよね?

このように消費税法の基礎項目も問題文を見た瞬間に適切な判断ができるようになれば解答スピードが高まってケアレスミスが減るので本試験で合格ラインに入れるようになります。

消費税法は誰もが解けない難しい問題を解くことよりも、正答率が高い項目(基礎項目)をいかに間違えずに解答できるのかがポイントになります。このことに焦点を合わせて勉強をすれば1ヶ月あれば合格ラインに入るのも不可能ではありません。

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