消費税法はA判定と合格の間には大きな差がある!

税理士試験は不合格であった場合に点数に応じてABCDの判定がされます。税理士試験は60点で合格です。50-59点がA判定、40-49点がB判定、30-39点がC判定、それ以下がD判定です。受験生の中には「A判定=合格までもう少し」と考えている人がいますが、実際はそうではありません。

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消費税法は真面目に勉強すれば予備校で合格ライン近くの成績を取れる!

私の経験上、税理士試験は真面目に受験予備校で1年間勉強すれば模擬試験等の合格ライン(上位30%)近辺の成績を取ることができます。合格ラインに入れないということは単純に勉強不足です。勉強方法云々の問題ではなくて、勉強したりしなかったりしているか、毎日の勉強量・勉強時間が足りていないだけだと思います。

合格ライン上であれば税理士試験で余程のミスがない限りA判定

私の経験上、合格ライン上だった科目は税理士試験で余程のミスをしない限りA判定を取れます。「ケアレスミスが多かったな」「出題意図がわからず何となく解答した」場合で、結構ミスが多くてもA判定で驚くことがありました。A判定にしてやる気を出させる作戦では…と勘ぐってしまうくらいです。一度だけB判定だったときがありますが、これは複数科目受験で完全な勉強不足の科目のときだけです。試験を解きながら「これはダメだな」と思った年です。B判定はそのくらいで得られる判定です。

税理士試験はA判定と合格の差は大きい!

真面目に勉強した人は必ずA判定は取れますが、A判定から合格までの差は大きいです。税理士試験受験生の多くが受験予備校で真面目に勉強しています。受験生によっては消費税法2年目3年目の人、仕事を辞めて受験に専念している人もいます。これらの人はA判定未満ということはありません。税理士試験は上位10%が合格する相対評価試験です。合格者は上位10%ですが、A判定には制限がなく不合格者全員がA判定ということもありえます。初学者の人や仕事をしながら受験する人であっても予備校のカリキュラム通り勉強すればA判定レベルになれますので、A判定は結構な人数いると思います。つまり、A判定を取るのは難しいことではなく、「A判定=合格までもう少し」というわけではないのです。

A判定から上位10%に入るためにはそれなりの工夫がいります。工夫は人それぞれあると思いますが、私が受験生のときに感じたのがケアレスミス撲滅です。消費税法に限らず税理士試験は基礎項目を落とすと合格できません。皆が正答する項目を間違えないことが合格の秘訣です。正答率の高い項目のミスを取り返すのは大変です。これを2箇所3箇所間違えたら合格はその分難しくなります。消費税法であれば原則課税なら正答率が高いところを5箇所間違えたら不合格でしょうね。簡易課税なら1箇所でも致命傷になりかねません。その他の消費税法合格の工夫はこのサイトで紹介していますので参考にして下さい。

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