電卓は速さよりも正確性

税理士試験受験生の中には電卓の早打ちの練習をする人がいますが、税理士試験で重要なのは電卓の速さではなく正確性です。

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電卓は極端に遅くなければ合否に関係ない!

消費税法において電卓の速さは合否にはあまり関係がありません。極端に遅くなければ試験時間内に合格答案を作成できます。

模擬試験等で「解答時間が足りない…」と感じている人の多くがまず電卓速度を高めようと考えるようです。しかし、いくら電卓速度を高めたところで節約できる解答時間はせいぜい3分くらい。これでは理論一節しか書けません。

電卓を打ち間違えたら最悪!

税理士試験は普通の電卓速度であれば基本的に試験時間内に合格答案が解答できるようになっています。それなのに電卓速度を気にするあまり急いで集計すると思わず間違えてしまう恐れがあります。集計項目が多くて念のために2回集計したら2回とも違う合計値が出たことはありませんか?

電卓は速さよりも正確なのが一番です。一度でバチっと数字が合うのが一番。

問題は判断力の速さ!

解答時間が足りない原因は設問に対する判断力が遅いことです。ある取引について出題されたとき、それが国内取引か国外取引か、課税か不課税か等を瞬時に判断できれば並みの電卓速度で十分合格答案を作成できます。解答時間が足りない人の多くがこの判断に時間がかかっています。では、この判断力を鍛えるにはどうしたらよいか?簡単です。問題を数多く解くことです。何度も何度も問題を解くことで頭の中に解答プロセスがインプットされます。一流プロ野球選手は毎日素振りの練習をしているそうです。何度も何度も同じ素振りをして体にバットの軌道をインプットしています。

電卓は受験過程で身に付く速さで十分

消費税法合格で必要な電卓速度は受験過程で身につくレベルで十分です。特別な練習をする必要はありません。

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