税理士試験消費税法を3月から始めて合格するための勉強法。
消費税法に限らず、税理士試験は9月から勉強を始めるのが王道ですが、タイミング等の理由で勉強を始めるのが遅れてしまった人もいるはずです。そこで3月から消費税法の勉強を始めて合格するための勉強法をまとめました。
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消費税法の3月スタートは普通に勉強しても合格できない!
まず最初に頭に入れておくことは「税理士試験の消費税法3月スタートは普通に勉強しても絶対に合格できない」ということです。消費税法受験生の多くが9月から勉強を始めており(受験経験者は1月)、その受験生とは5ヶ月も差があります。いくら消費税法がボリュームが少ない科目だからと言ってもこの差は大き過ぎます。9月スタートの人のペースで勉強したら本試験には絶対に間に合いません。消費税法の概略がわかった頃に本試験です。
3月スタートは独学は絶対に無理!
3月スタートで消費税法を受験する人は必ず大原かTACに申込みしましょう。3月スタートの独学受験は無謀です。受験予備校によっては4月スタートクラスを開講しているところがありますが、4月まで待っていたら一層合格が難しくなります。そこで1月開講クラスに申し込みをして既に講義が終わっているものはDVD等を聴講して、1月クラスに追いつけるようにハイペースで勉強して下さい。目標は5月合流です。1月スタートの受験生が4ヶ月で勉強する内容を2ヶ月で終わらせる事ができれば合格の光が見えます。なお、合流が遅れるほど合格が遠のくと思って間違いありません。
理論はひたすら暗記
消費税法の理論はどの受験予備校でも大体50題くらいあるはずです。これを5ヶ月で覚えなければいけません。「理論の理解が…」などと言っている場合ではありません。理解していても覚えていなければ試験で書けません。ひたすら覚えましょう。
目標は1週間で3題の理論暗記です。そうすれば本試験までに消費税法の理論の約8割の理論を覚えることができます。残りの2割は余裕があれば覚えましょう。理論はカリキュラム通りに確実に覚えましょう。
計算の勉強での注意点
3月スタートのように短期間合格を目指す人は基礎項目の勉強が疎かになりがちですが、消費税法合格には基礎項目の理解が欠かせません。納税義務の有無の判定、課否判定など基礎項目は毎日欠かさず復習しましょう。
模擬試験を受験できるように頑張る
消費税法の模擬試験はどの受験予備校でも5月から6月頃に実施しています。3月スタートの人はギリギリこの模擬試験を受験することができます。一般的に模擬試験で上位20%が合格ラインと言われます(予備校によっては30%)が、3月スタートの人は目標上位40%です。40%以内に入れない場合は今後相当の努力が必要だと考えて間違いありません。