独学受験の不合格者の特徴

税理士試験消費税法を独学で受験して不合格になる人の特徴。

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不合格者の特徴

税理士試験消費税法を独学で受験して不合格になる人の特徴は次のとおりです。

1.勉強が不十分
2.古いテキストを使用している
3.模擬試験を受験していない

勉強が不十分

消費税法は税理士試験の中でも勉強ボリュームが小さい科目の一つですが、それでも計画的に勉強しなければ合格できません。独学受験で不合格になる人の多くが勉強量が不十分か勉強の仕方を間違えているかで合格レベルに達していません。

予備校の講座を受講すれば予備校のカリキュラム通りに勉強すれば試験までに合格レベルの知識が身につきますが、独学で受験する場合はしっかりと計画を立てて勉強しなければ合格レベルに達することができません。6月までにひと通り消費税法の勉強が終わるように計画的に勉強しなければ独学で合格するのは難しいでしょう。

消費税法受験生の中には消費税法が税理士試験の中で勉強ボリュームが小さい科目であるからといって高を括っている人がいますが、「勉強ボリュームが小さい=簡単」というわけではありません。勉強ボリュームが小さいというのは受験生全員が同じであって、あなただけ勉強ボリュームが小さいと言うわけではありません。それに消費税法も法人税法も上位10%しか合格できません。つまり、条件が同じで合格基準が同じであれば勉強ボリュームの違いは難易度と比例していないということがわかると思います。10キロマラソンで入賞するのが大変だからといって100m走で入賞するのが簡単かといえば違いますよね。それと同じです。

古いテキストを使用している

消費税法は法人税法や所得税法などと違って税制改正が少ない科目のひとつですが、それでも毎年税制改正があります。古いテキストでも税制改正を理解していれば問題ありませんが、そうでない場合で本試験でその税制改正箇所が出題された時は対応できず、不合格になってしまいます。

たしかに中古本は安いですが、それは単純に値段が安いだけであって、そこには税制改正について自分でしっかりと調べるコストが発生するということを十分理解したうえで購入するべきです。

模擬試験を受験していない

独学受験生であっても模擬試験だけは受験するべきです。模擬試験を受験することで現在の知識の習熟度を把握できるだけでなく、成績の順位も知ることができます。税理士試験は上位10%が合格する相対評価試験です。模擬試験を受験して現段階で自分が合格圏内なのかどうかを知ることは本試験までの受験対策でとても重要なことです。

多くの受験予備校では模擬試験のみの受験も受け付けていますので、独学受験の人は申込むべきだと思います。

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