私は消費税法を9月スタートの教室講座で受験しました。勉強は基本的に予備校のカリキュラム通りですが、5月頃に自宅でどのように勉強していたのかを紹介します。
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原則と簡易課税の学習が終了
9月スタートの教室講座だったので5月に入る頃には原則課税と簡易課税の基礎項目の学習項目を一通り終えていました。
一日の勉強時間
5月頃の勉強時間は消費税法だけだと平均で平日2時間くらい、土日は4時間くらいしていました。理論と計算の配分は理論6計算4くらいです。あとは通勤の電車の中などの細切れ時間で理論暗記をしていました。
5月は何と言ってもゴールデンウィークがありますからね。この連休をどのように過ごすかによって合否が分かれると言っても過言ではありません。私はひたすら机に座って勉強していました。朝起きて勉強、お昼御飯を食べて勉強、夜御飯とお風呂に入って勉強。この繰り返しです。1日12時間以上は税理士試験の勉強をしていたと思います。
理論の勉強
5月になると理論も70%くらいは一度は暗記していたので、この時期は完全暗記できている理論を週に2題、暗記が不十分な理論を週に2題、授業で学ぶ新規理論を週に2題のペースで勉強していました。
5月になると応用理論の学習が始まり、覚えた理論をどのように解答するのかを応用理論テキストを読んでいました。「問題を読んで、解答を読む」これを繰り返すだけも理論の横の繋がりがわかるようになるので効果がありました。問題を解くというよりも問題を読んでいました。なぜこの理論が必要なのか、優先順位はどのように決めるのか等。
計算の勉強
たしかこの時期は簡易課税の事業区分についてまだ理解が不十分だったので5月上旬は簡易課税を中心に勉強していました。簡易課税は事業区分での1回の間違いが致命傷になるので、6月までに完璧になるようにひたすら個別問題で事業区分の勉強していました。
5月頃の全体的な計算の勉強は、総合問題4、個別問題6の割合で勉強をしていました。この頃は原則計算でもまだ模擬試験等で正答率が高い項目(正答率30%以上)でいくつかミスがあったので、その対策のために個別問題集を何度も何度も繰り返し解き直していました。個別問題を何度も繰り返すことで解答パターンを頭に叩き込むことができ、解答時間の短縮に繋がり、その結果、ケアレスミスも減少しました。
総合問題は過去の定例試験などを1日1題以上は解いていました。
5月以降は順位を上げるのが難しくなる!
税理士試験は相対評価試験で上位10%の人が合格する試験です。つまり自分が頑張ったとしても他の人が同じように頑張れば順位は上がりません。
税理士試験受験生の多くが5月下旬から6月中旬から勉強を本格化させますので、同じような時期からスパートをかけてもあまり効果が出ません。なぜこの時期から本格化する人が多いのかと言うと、税理士試験の願書提出があるからです。願書を提出することで「さぁ、税理士試験だ!」と思う人が多いのです。
税理士試験は相対評価試験。皆と同じように勉強しても合格ラインに入ることはできません。皆が勉強のスパートをかける時期よりも早めに始めることをオススメします。私はそれを意識して勉強していました。