税理士試験になかなか合格できない人

税理士試験は5科目に合格したら税理士試験合格になるため、受験予備校では1年2科目で3年合格、又は、1年3科目で2年合格を掲げていますが、実際の税理士試験の平均合格年数は8年以上ともいわれ、多くの受験生が1年で1科目合格未満になっています。

税理士試験は1科目の平均合格率が約10%と難しい試験ではありますが、一度真面目に税理士試験を勉強した人ならわかる通り、この試験は真面目に勉強し続ければいつかは合格できます。ただ問題なのが、この「いつか」というのが「いつなのか」わからないのが税理士試験なのです。大原やTACなどでは模擬試験の上位30%が合格ラインと言われていますが、真面目に勉強し続ければ合格ラインには入れるようになります。「え?難しいよ!」という人は勉強法等で何か問題があるはずなので担当講師に相談してみましょう。何か成績アップの方法をを教えてくれるはずです。私の経験上、予備校の30%ラインに入れないという事は基礎項目の理解不足が原因で、これを完璧にマスターして応用項目を勉強すれば上位30%ラインは誰でも入れると考えています。

ちなみに、税理士試験受験生の中には大学院による税理士試験免除を検討している人がいます。大学院による税理士試験免除について詳しくは「税理士試験と大学院免除」で書いているのでここでは詳しく書きませんが、一定の要件を満たす大学院で所定の成績をおさめ、大学院で作成した修士論文が国税庁の審査に合格すれば税理士試験の一部試験科目が免除されます。

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