そろそろ2016年度税理士試験の講座が始まっています。税理士試験は難易度が高い試験ですが、ポイントを押さえれば絶対に合格できない試験ではありません。消費税法に合格するために大切なポイント(基本的なポイント)は次の通りです。
- しっかりと復習をする。
- 授業は必ず受講する。通信講座の人は計画通り受講する。
しっかりと復習をする
消費税法は難易度が高い試験ですが、その内容をよくみるとそれ程難しい内容ではありません。これは税理士試験全体について言えることなのですが、誰もが解ける正答率の高い項目をいかに間違えないかが合否を分けます。受験生の中には、誰もが解けないような難しい問題を解けるようになる事が合格のポイントだと勘違いしている人がいますが、税理士試験においてはこれは違って、正答率が高い問題を間違えなければ絶対に合格圏内に入れます!
では正答率が高い問題を間違えないようにするにはどうすればいいか?ですが、正答率が高い項目というのは必ず授業で学び、講師も「ここが重要ですよ!」と指導しているはずです。そのポイントをどのような角度から問われても正答できるように何度も復習しましょう。
特に年内に学ぶ項目は大切なところが多いですよ。
授業は必ず受講する
税理士試験は本試験まで10ヵ月以上ある長期試験です。体調が悪い時もあれば仕事などで忙しい時もあると思いますが、必ず授業を受けるようにしましょう。どうしても受講できない場合は、2、3日以内に振替受講等で対応しましょう。
受験予備校では毎月試験があって、その試験データを見るとわかると思いますが、必ず受験者数が減っていきます。一番多いのが9月の試験で、毎月受験者数が減っていき、7月末の最終模試の時には良くても7割くらいになっています。受験予備校では常時受講生を募集しているので、普通に考えると、受験者数は増加するはずですが、税理士試験については違います。
なぜか?
単に模擬試験を受験していない人が増えているだけかもしれませんが、実際は違います。多くの人が途中で受験を諦めているのです。
なぜ諦めるのか?
色々な事情があると思いますが、私が思うのはこのくらいです。
- 勉強が理解できない
- 合格見込みが薄くなってきた
- 勉強がしんどい
- 頑張っても成績が伸びない
理由は色々ですが、私の経験上、消費税法の合格圏内は司法試験のような高度なレベルを要求されるわけではなくて、授業で学ぶ項目をしっかりと勉強すれば合格ラインに入れます(私は税理士試験において、頭が良い悪いはそれほど関係がないと思います。)。このようになってしまう根本的な原因(原因のキッカケ)は、授業を欠席して勉強サイクルが崩れたからではないでしょうか。何度も書きますが、消費税法は授業で学ぶ項目をコツコツ勉強すれば合格圏内に入れる試験です。ただ、勉強期間が長くて、勉強ボリュームもそこそこ大きいことが難しく感じさせるだけであって、これをクリアできれば5月頃には合格圏内に入れるはずです。
授業を一回欠席するとその遅れを取り戻すのは大変です。授業を欠席して勉強が遅れると授業内容が理解できず、さらに勉強が遅れてしまいます。その結果、模擬試験の成績が落ちてしまい、「勉強が理解できない」「合格見込みが薄くなってきた」「勉強がしんどい」「頑張っても成績が伸びない」となるわけです。
長い受験勉強期間ですが、授業は必ず出席して、どうしても受講できない場合は2、3日以内に振替受講等で対応しましょう。これが消費税法に合格するために最も大切な事です。