不合格だった場合、来年はどうするべきか?一般クラスか上級クラスか

税理士試験の合格発表まであと少しです。合格していれば良いですが、万が一不合格だった場合、来年も消費税法を勉強しないといけません。消費税法講座には一般クラスと上級クラスがありますが、受験生の多くがどちらに申し込むべきか悩むと思います。

A判定であれば上級クラス、B判定以下は一般クラス

税理士試験のABCD判定に対する私の考え」でも書いていますが、経験上、税理士試験はA判定以外は全て同じです。B判定以下は次年度も同じように勉強しても合格は難しいので、もう一度、初学者クラスで消費税法の基礎項目をしっかりと再学習する方が合格しやすいと思います。

B判定を取るとつい「合格までもう少しかも」と思って、上級クラスを受講したくなりますが、B判定の人が上級クラスを受講しても基礎項目を自分でしっかり勉強できなければ、5月以降に成績が落ちてきます。消費税法は基礎項目の理解力の有無が5月以降の成績に影響します。基礎項目の理解が乏しいと、直前期の難しい模擬試験では絶対に継続して合格点は取れません。

税理士試験は1発勝負の試験です。奇跡を狙って本試験を受験するなら良いですが、本気で合格を狙うのであれば模擬試験で安定して合格点を取れるように基礎項目をしっかりと押さえるべきです。そうなれば本試験でも余程のことが無い限り合格ラインに入れるはずです。私は基礎項目の理解レベルのラインをA判定と考えていて、B判定以下の人は初学者クラスで再学習するべきで、どうしても上級クラスを受講したいのであれば相当の覚悟で基礎項目の復習をしないといけないと考えています。上級クラスで総合問題を解きまくりたい!という気持ちもわかりますけど、合格したいなら基礎項目を再学習できる初学者クラスが良いと思います。

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